Report#2


講義資料のJavaアプレットを参考に、簡単なディスプレイ出力Javaアプレットを作成せよ。
[1]ソースプログラム

import java.awt.*;        
import java.applet.Applet;
public class Report2 extends Applet { public void init(){ setBackground(Color.yellow); } public void paint(Graphics g) { int x1 = 40, wd1 = 150, ht1 = 30; g.drawLine(x1, 10, x1+wd1, 40); g.drawRect(x1, 50, wd1, ht1); g.fillRect(x1, 90, wd1, ht1); g.drawOval(x1, 130, wd1, ht1); g.fillOval(x1, 170, wd1, ht1); g.drawArc(x1, 210, 50, 50, 0, 270); g.fillArc(x1+100, 210, 50, 50, 0, 270); g.fillRect(x1, 270, wd1, 50); g.clearRect(x1+10,280, wd1-20, 30); } }


[2]実行結果
クリックしてください

[3]考察
a.プログラム

import java.awt.*;
import java.applet.Applet;
の2行はApplet関連機能のインポートなどを行っている。"*"印は"awt"というパッケージにあるクラスを一括指定して使用するということである。
public class Report2 extends Applet {
Appletをextends(拡張)してReport2というclassを作るという意味。
public void init(){
    setBackground(Color.yellow);
    }
init()メソッドは初期化が必要なときに使う。最初に1回だけ実行される。
setBackgroundメソッドは背景色を指定する。指定できる色は13色あり、赤、緑、青の3色を組み合わせたRGB指定でおこなうこともできる。
public void paint(Graphics g) { 
    int x1 = 40, wd1 = 150, ht1 = 30;
	 
    g.drawLine(x1, 10, x1+wd1, 40); 
	
    g.drawRect(x1, 50, wd1, ht1); 
    g.fillRect(x1, 90, wd1, ht1);
	
    g.drawOval(x1, 130, wd1, ht1); 
    g.fillOval(x1, 170, wd1, ht1); 
	
    g.drawArc(x1, 210, 50, 50, 0, 270); 
    g.fillArc(x1+100, 210, 50, 50, 0, 270); 
	
    g.fillRect(x1, 270, wd1, 50); 
    g.clearRect(x1+10,280, wd1-20, 30); 
}

paint()メソッドはアプレットの標準メソッドの中で最も重要なメソッドである。画面描画の具体的な記述をここに入れる。Graphicsクラスは文字列、線、円、四角形、イメージなどの描画を行うことができる。Graphicsクラスの主要メソッドをいくつか使っているが、その説明は上から、決められた座標内に線を引く、短形を描く、指定された短形を塗りつぶす、指定の短形内に収まる円または楕円を描く、指定の短形内に収まる円または楕円を塗りつぶす、円弧または楕円弧を描く、円弧または楕円弧を描き内部を塗りつぶす、clearRectで指定された短形をクリアする。

b.アプレットについて
JavaではWebブラウザ上で起動するプログラムを作ることができて、これを「アプレット(Applet)」という。アプレットをつくるときは、ソースプログラムをアプレット対応形式にする必要がある。
Javaアプレットは、そのままではWebブラウザ上で走らせることはできない。Webブラウザ用のHTMLファイルを用意し、その中にJavaアプレットを起動する指示を入れる必要がある。

c.アプレットの実行
次のような手順になる。
1.Aplt.java(例)を記述し、それをコンパイルしてAplt.classを作る。
2.Aplt.classを起動するように記述したAplt.htmlを作成する。
3.Webブラウザ上でURLとしてAplt.htmlを指定して起動する。

[4]反省・感想、参考文献
今回の課題は結構時間がなくて急いでやりました。なのでかなり不満だらけのあまりよくないレポートになってしまいました。反省します。アプレットは今後の課題としてまた登場してくると思うのでよく勉強しとかないといけないと思います。次のレポートも必死にがんばります。

参考文献
 独習Java 第2版     ジョゼフ・オニール 著
                トップスタジオ 訳
                武藤 健志 監修
 新Java言語入門ビギナー編  林 晴比古 著