プログラミングreport#4

名前：上原和樹
番号：065709D
所属：情報工学科１年次

課題

オフライン試験のQ23～Q38のついて考察せよ。
コードと実行結果を示し、各問について考察すること。

問題

Q.23 次のコードを実行した後の出力値を述べよ

class Q_23{
    public static void main(String argv[]){
        int x,y;
        x = 100;
        x += 1;
        x--;
        y = 200 + x;
        System.out.println(y++);
    }
}

実行結果
300

Q.23の考察

『x += 1』は、『x = x + 1』である。
『x--』は、『x = x - 1』であるが、この命令が終わった後に演算が行われる。
よって流れとしてはxに1を加えてxから1をひいて、100に戻ってyに加算して出力した後にyは+1されるので出力する時点ではy==300である。

Q.24 次のコードを実行した後の出力値を述べよ

class Q_24{
    public static void main(String argv[]){
        int a=0, x=0;
        a = 5;
        a += 3;
        x = ++a;
        System.out.println(x);
    }
}

実行結果
9

Q.24の考察

aに5を代入する
『a += 3』は『a = a + 3』なのでa==8となる。
『x = ++a』は『x = a + 1』なのでxには9が代入される。
結果xを出力するので出力結果は9である。

Q.25 次のコードを実行した後の出力値を述べよ

class Q_25{
    public static void main(String argv[]){
        int a = 9, b = 3;
        a /= b;
        System.out.println(a %= b);
    }
}

実行結果
0

Q_25の考察

『a /= b』は『a = a / b』である。よって9 / 3 は３なのでaには3が入る。
『a %= b』は『a = a % b』でaをbで割った余りで、aには0が入る。
このaを出力するので出力値は0になる。

Q.26 次のコードを実行した後の出力値を述べよ

class Q_26{
    public static void main(String argv[]){
        int i, j;
        for(i=0,j=0; i<3; i++) ++j;
        System.out.println(i * j);
    }
}

実行結果
9

Q_26の考察

iを0から2までちょうど３回i = i + 1をする。3回+1するのでiの値は3である
forではforの繰り返しとしてjをj = j + 1を繰り返す。
iは後置きされているのでjの値が増えたらiの値が増える。
for文が終了したらiは3になる。
結果としてiもjも3なのでi*jは9となる
よって出力値は9である。

Q.27 次のコードを実行した後の出力値を述べよ

class Q_27{
    public static void main(String argv[]){
        int i = 2 ;
        while(i-- > 0)
        System.out.print(i);
    }
}

実行結果
10

Q_27の考察

whileはiの値が0になったら終了する。
iは後置きのデクリメントである。
最初はwhileの中ではiの値は2でwhile継続
iの値はデクリメントにより1になり、1を出力する。
iの値は1でwhileは継続、この後iは-1され0になり、これが出力される。
whileをする上でiは0になっているので終了する。
よって出力される値は改行されずに10となる。

Q.28 次のコードを実行した後の出力値を述べよ

class Q_28{
    public static void main(String argv[]){
        int num = 10000;
        for(int i = 0; i < 4; i++) num >>=i;
        System.out.println(num);
    }
}

実行結果
156

Q_28の考察

10000を2進数表示すると10011100010000である。
最初iは0なので0ビット右にシフトする
シフト後にiの値は1になり、右に1つシフトする。
その後、iは2になり右に2ビットシフトする。
同様にiは3になり、右に3ビットシフトする。
このシフトの後iは4になるのでfor文は終了してnumを出力する。
10011100010000は右に計6回シフトするので10011100になり、156である。
よって出力値は156である。

Q.29 次のコードを実行した後の出力値を述べよ

class Q_29{
    public static void main(String argv[]){
        int num = 0;
        for (int i = 1; i <= 10; i++){
            if(++num % i == 0) num++;
        }
        System.out.println(++num);
    }
}

実行結果
12

Q_29の考察

ifにおいてiの値とnumの値が同じならnumを+1する。
iはfor文終了後に+1される。
iが10になったときforは終了する。
numが10になって+1でnumは11になる。iは11になってforは終了する。
出力される前にnumは+1されるので出力値は12となる。

Q.30 次のコードを実行した後の出力値を述べよ

class Q_30{
    public static void main(String argv[]){
        int a = 9;
        if(a++ != 10 | a++ == 10) a++;
        System.out.println(a);
    }
}

実行結果
12

Q_30の考察

最初の判定の時aは9で値は真をとる。その後aにインクリメントされaは9になる
次の判定の時にaは10で真になる。その後にaに+1される。両方の論理和は真になる。
よってifは真なのでaはインクリメントされ12になる。
結果として出力される値は12である。

Q.31 次のコードを実行した後、"Hello"は何回表示されるか述べよ。

class Q_31{
    public static void main(String argv[]){
        for(int i = 0; i < 5; i++)
            System.out.println("i == " + i);
        System.out.println("Hello");
    }
}

実行結果
i == 0
i == 1
i == 2
i == 3
i == 4
Hello

Q_31の考察

for文はただ１つの文を制御する。
ここでの文はSystem.out.println("i ==" + i);のことである。
よってiの値を4まで出力した後にHelloを出力する。
結果としてHelloは１度出力される。

Q.32 次のコードを実行した後の出力値を述べよ

class Q_32{
    public static void main(String argv[]){
        int i ;
        for (i = 0; i < 9; i+= 3){}
        System.out.println(i );
    }
}

実行結果
9

Q_32の考察

i += 3はi = i + 3である
forの中身は空なのでiがforを抜けるまでプラスされる。
iの値が9を超えたらインクリメントは終了となる。
その時点でiの値は9なので出力される値は9である。

Q.33 次のコードを実行した後の出力値を述べよ

 
class Q_33{
    public static void main(String argv[]){
        for(int i = 0; i < 8; i++) {
            System.out.println(i);
            i+=3;
        }
    }
}

実行結果
0
4

Q_33の考察

forの制御の中に出力も含まれる。
iは後おき型のインクリメントなのでfor文が1回終わるごとに+1される。
最初出力する時はiは変化しないので0を出力する
出力後、iに+3されて、forの終了時に+1されるので4になる。
まだfor文は抜けないのでまたそのままiを出力する。
この出力は4である。
このあと+3され+1されるのでforは抜ける。
よって出力されるあたいは0改行4である。

Q.34 次のコードを実行した後、"Hello"は何回表示されるか述べよ

class Q_34 {
    public static void main(String args[]){
        int i = 0;
        for ( sayHello() ; i <= 6 ; i += 3){
            sayHello();
        }
    }
    static void sayHello(){
        System.out.println("Hello");
    }
}

実行結果
Hello
Hello
Hello
Hello

Q_34の考察

forの中で1度sayHello()を呼び出す。
forの制御の中でi=0,i=3,i=6のときそれぞれ１回ずつsayHello()を呼び出す。
よってHelloは４回出力される。

Q.35 次のコードを実行した後の出力値を述べよ

 
class Q_35{
    public static void main(String args[]){
        Player p1 = new Player();
        Player p2 = new Player();
        p1.id = 1000;
        p2.id = 2000;
        p1.num += p1.id;
        p2.num += p2.id;
        System.out.println(Player.num);
    }
}
class Player{
int id = 0;
static int num = 0;
}  

実行結果
3000

Q_35の考察

playerをインスタンス化して新しいオブジェクトを生成して値をみる。
p1とp2はそれぞれ別の変数として作り出し、idはそれぞれ上書きされることなく値が保存される。
numにおいてはstaticで値が共有されているのでp1.id+p2.idと同値である。
よって出力値は3000である。

Q.36 次のコードを実行した後の出力値を述べよ

 
class Q_36{
    public static void main (String args[]){
        Player p1 = new Player();
        Player p2 = new Player();
        p1.id = 1000;
        p2.id = 2000;
        Player.num += p1.id;
        Player.num += p2.id;
        System.out.println("p1.num == "+p1.num);
        System.out.println("p2.num == "+p2.num);
    }
}
class Player{
int id = 0;
static int num = 0;
}  

実行結果
p1.num == 3000
p2.num == 3000

Q_37の考察

Q.36の延長と考えられる。
Playerの中身のnumは共有されているのでp1.numとp2.numの値は3000で同じである。
よってそれぞれ出力してるので出力値はp1.num == 3000とp2.num == 3000である

Q.37 次のコードを実行した後の出力値を述べよ

 
class Q_37{
    public static void main (String argv[]){
        Card c1 = new Card();
        Card c2 = new Card();
        Card c3 = c1;
        c1.deposit = 1000;
        c2.deposit = 2000;
        c3.deposit = 3000;
        int sum = c1.deposit + c2.deposit + c3.deposit;
        System.out.println(sum);
    }
}
class Card {
    int deposit;
}

実行結果
8000

Q_37の考察

c3 = c1としているのでc3の値とc1の値は同じである。
よってc3.deposit = 3000としたとき、c1.depositも3000になる。
結果sumは3000+2000+3000である。よって8000。

Q.38 次のコードを実行したとき、コード中のAの時点においてc1.depositと c2.depositの関係を述べよ。

class Q_38{
    public static void main(String argv[]){
        Card c1 = new Card() ;
        Card c2 = c1 ;
        c1.deposit = 1000;
        c2.deposit = 2000;
        Bank.useCard(c1);
        Bank.useCard(c2);
            /*A*/
    }
}
class Card {
    int deposit;
} 
class Bank{
    public static void useCard (Card c){
        c.deposit -= 500; 
    }
}

Q_38の考察

c2 = c1としてるので、/*A*/の時点でc1.depositとc2.depositの関係は同値である。