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From: alceste@ihitsy.ihi.JUNET (SHIINO Masayoshi)
Newsgroups: fj.kanji
Subject: Re: ancient character sets (Re: Is EUC really suitable for ISO-2022 ?)
Message-ID: < 1005@ihitsy.ihi.JUNET> 
Date: 22 Apr 89 14:44:48 GMT
References: < 2740@shpcsl.sharp.junet>  < 21252@wsgw.ws.sony.junet>  < 988@ihitsy.ihi.JUNET>  < 20@tomo.wadalab.u-tokyo.JUNET>  < 260@t-gitan.t-gitan.JUNET> 
Reply-To: alceste@ihitsy.ihi.JUNET (SHIINO Masayoshi)
Distribution: fj
Organization: Shipbuilding &  Offshore, IHI
Lines: 84

椎野です。和田先生、松永先生、有難う御座います。

In article < 20@tomo.wadalab.u-tokyo.JUNET>  wada@tomo.wadalab.u-tokyo.JUNET () writes:
>>In article < 21252@wsgw.ws.sony.junet>  sakamoto@ws.sony.junet (Tomohiko
> Sakamoto) writes:

> > > 「なぜ、『JIS X0201 カタカナ』は 10/1〜13/15で、14/0〜15/14がないのか」
> > > 「なぜ、昔のテレタイプに小文字がなかったのか」
> > > 「もし、万一 JUNET のネットワーク上を流れたら多くの人が気持ち悪いと思う
> > > であろう EBCDIC はどうしてアルファベットが連続していないのだろうか」

> トンツーの試験を受けたと思いますが, あの文字セットは英大文字, 数字と若干の
> 記号でした. これは電信の標準文字セットらしく, CCITT Recomendation F.1
> Division B にのっています.

> モールス符号と5単位テレタイプはいつごろからあったか昔のものを調べてみましたら,
> 東大工学部計数工学科の図書室にある, 通信工学ポケットブック(大正15年4月発行)
大正! :-O
> にはのっていました. 5単位テレタイプコードは今も健在らしく, ISO 6936 は
> このITA No2 と ASCII (またはISO 6937) との変換規則です. またISO 6937 には

> 上段のコセヒノと下段のコセヒノはキィの場所がちがうので, コードも別です.
セマンティクスも違うんでしょうか? :-)

> テレタイプの他に日本にはカナモジカイのタイプライタがありました. 鍵盤配列は
> 全然別です. カナモジカイはビヨウインとビョウインを区別すべきだというので
> ャュョッの小文字を持っていました. 濁点等はnon-spacingのキィで処理していた
> のでしょうか. JIS X 0201 カナのコードはこの文字セットが基本と思われます.
> 94文字をすべて使わなくてもよいので, 4列のコードになったのでしょう. 漢字のJIS

「たまたま」64文字(厳密には2−0を除く63文字)になった訳ですね。

> (JIS X 0208)の4,5列が濁点,半濁点つきの文字を独立にし, 94文字に収っているので
> そうすることもできたというのは後からの考えですねぇ. (カナモジカイのタイプラ
> イタにヰやヱがあったかどうか思いだせません.)

ヰやヱで思い出しましたが、X208には「ヴ」はあるのに「う゛」はない
のですね。何となく非対称でやですね。(「ワ゛」なんかも欲しい。「ワ゛
イオリン」とかに使うの :-))

> 「EBCDICはIBMカードと関係が...」はそのとうりです. IBMカードはもともと数字
> だけのものでした.(それと+,-)
> alphabet (大文字だけ) を入れるのにカードの上3列と下9列のそれぞれに1個あなをあけ
> 3*9で27文字を表現し, 一方それを最も単純な変換回路で変換した結果が EBCDIC
> です. IBM 7090 時代の6ビットEBCDICはまだ奇麗でしたが, 8ビットのはいただけま
> せん.

In article < 260@t-gitan.t-gitan.JUNET>  matznaga@t-gitan.JUNET (Matznaga  Hitoshi) writes:

> 一方東芝のTOSBAC−3400は6ビットコードで、

これって、培風館の「アセンブリ言語」(浦昭二、1970)で使ってた奴
ですね。高校の頃読んで初めてコンピュータ・アーキテクチャに「触れた」
本です。(初刷を読んだんじゃないからね)

> 小文字なし、シフトイン、シフトアウトでカタカナとローマ字の
> 切り替えをしていました。詳しいコードは覚えていませんが

えっと、その本に寄れば、コードは

	0123456789[=´:>?
	+ABCDEFGHI&.)%<\
	−JKLMNOPQR^¥*];”
	 /STUVWXYZ_,(#@!

となってます(ローマ字のみ)。但し、^と_は本当はそれぞれ、「上向き
矢印」と「左向き矢印」です。さて、和田先生も仰しゃる様に、+と−はパ
ンチ孔が一つで表されています。ところが、私の知ってる穿孔カードでは、
孔一つは&と−なのです。JISのC6233(1972)「情報交換用符
号の紙カード上での表現」でも私の知ってる孔の位置になってる様です。詳
細には見てませんが、大昔のカードと最近(?)のカードでは特殊文字のコ
ード化に差異がある様ですね。

> #私の投稿はいつもひどい文章だけど、今日のはとくにひどいなあ。
> ちゃんと理解してもらえるかしら。

理解した積もりなんですけどねぇ :-)

本当に色々と参考になりました、と言うべきなんでしょうが、実は私はこの
手の話は他人事で別に参考にはなりませんでした。只、純粋な好奇心から興
味があるので(私にはこっちの方が人生の大事です :-))、とても面白く読
ませて戴きました。
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