nw の管理

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もう古いです (2006/6)


nwとは何か

nwは Protege 300 というノートPCで、nw001-nw070の70台があります。これらノートPC は1年生に貸し出されます。Unixの一種であるBSD/OSと、Windows 95 を切り替えて使用することができます。基本的に自分の学籍番号に対応する機械を使って下さい。管理も自分達で行うことになります。

通常は301に置いておいて下さい。持って帰る時には、備え付けのノートに記入し、授業のある翌朝には301に置いておくこと。

Windows 95が入っていることを除けば、nwの使い方はpwと同じです。ただし、ユーザは使う人、一人だけです。

Windows 95 は特になにもしないで使えますが、BSD/OS は、login して使う必要があります。


nwを管理する人

nw のパスワードは、nirai のものと同じです。ただし、ノートPC なので、off line で管理されていますので、nirai での変更は直接には反映されません。

パスワードは、最初の授業で配られているはずです。

パスワードは、辞書に載っているような単語や、アカウントは望ましくないとされています。さらに、特殊記号をいくつか含ませるのが良いとされています。


nwのユーザ

ノートPCは基本的に一人で使うものです。しかし、rootは特別なユーザであり、さまざまな特権を持っています。これらの特権は普段使う時には不要ですし、システムの構成を変えてしまうような危険もありますので、もっと普通のユーザを定義して、そのユーザとして使う方法が安全です。

2000年入学で学籍番号が17番だったら、

	j00017 

というのが自分のアカウントになります。このアカウントでnwを使用してください。


nwの管理

nwを管理する人は、root のパスワードを知っている必要があります。パスワードは、管理の人に聞いてください。
	その機械のユーザ管理
	必要なファイルのバックアップ
	ローカルディスクの管理
	必要なソフトのインストール
	メールの設定

を行う必要があります。ニュースグループura.ie.comp.admin を良く見ておくこと。管理に関して分からないことがあったら、そのニュースグループに聞きましょう。

管理ミスは、ある意味では避けられません。機械が使えなくなったり、ディスクの中身が消えてしまうこともありえます。そうなってもだいじょうぶなように、ファイルサーバや、DATなどを使ったバックアップを積極的におこなうべきです。これらは、nwを管理する人が自分で責任を持つべきものです。ファイルサーバのバックアップは、学科の管理人が行います。

ローカルディスクがいっぱいになったら、いらないファイルを消すなど、工夫しながら使って下さい。


BSD/OSが立ち上がらなくなったら?

4.0 になって、ファイルシステムが壊れることが多くなったようです。これは、Single User mode でファイルシステムを修復することにより直すことができます。

スィッチを入れて、白黒の画面で、

	Waiting  .... 4 3 2

と出ているときに、Enterキーを押してください。
	Boot:

となるので、また、Enterキーを押します。
	root device?

には、wd0 を入れてください。
	sh?

にも Enter キーで構いません。
	#

というプロンプトが出たら、
	# fsck -y ; reboot

としてください。これで再度立ち上がるのを待ちます。


nwの管理方針

ここのnwの管理方針は、自分で決めて下さい。ただし、以下のことは守って下さい。

	落したりしないように大切に扱うこと
	ネットワークセキュリティをきちんとすること
	学科のサーバや、他のnwマシンに悪影響を及ぼすようなことをしないこと
	インターネット全体に悪影響を及ぼすようなことをしないこと

これらの基本的なことが守れない場合は、nwを貸し出し禁止にしたり、退学などの処分をすることもあります。

もう一つ。nw は、niraiからremoteで管理します。root の .rhosts を変更しないでください。


壊れたら?

まず、ura.ie.comp.admin.nw に機械の番号、故障状況を報告してください。


nwの使い方

nwは、note workstationの略です。UnixもWindows 95も、どちらも必ずlogin して使います。loginとは、自分が誰かを機械に教えることであり、その機械の中で仕事をはじめることでもあります。

左側面にある電源スイッチを入れれば、

    図
   +--------------------+
   |                    |
   |  login:            |
   |  passwd:           |
   |                    |
   +--------------------+

という画面が見えるはずなので、login: に自分のアカウントID、passwd: に自分のパスワードを入れます。もし、パスワードを忘れた時には、手近な管理者に相談して下さい。IDとパスワードがあっていれば、X-Windowが立上るはずです。

もし、この画面でなく青一色の画面とか赤一色の画面あるいは、真っ黒な画面が出たときには、

    「Control-Alt-Backspace」

を同時に押してX-Windowを再起動するととなおることが多いようです。


nwのネットワーク接続について

nwには、一つ一つ別々なネットワークのアドレス(IPアドレス)がついています。これは固定です。Windows95でもUnixでも、同じアドレスを使って下さい。勝手に他のアドレスに付け変えたりすることはしないこと。学科内で使用できなくなります。

nwには、イサーネットカードが入っています。これに指定のケーブルを繋げて301教室などの10base-T ソケットに接続することができます。どの場所からでも同じアドレスで使用することができます。

ネットワークを接続すれば、さらに、nwのローカルディスクの他に、学科全体のファイルサーバを使用することができます。ただしnwから直接書き込むことはできません。書き込む時には、ftp などを使い、pw 経由で書き込みます。

      /home/y97/j97003

などがローカルディスクであり、
      /net/home/y97/j97003

がファイルサーバです。重要なファイルは、nwと両方に置くようにするべきです。ファイルのコピーは自分の責任で行うものです。また、ファイルサーバ上のファイルは、他の人にも公開することができます。しかし、ファイルサーバの容量は無限にあるわけではありません。良く考えて使って下さい。


使い終ったら

nwの場合は、蓋を閉じれば、ピピピピと音がしてサスペンド状態(suspsend)になります。再び蓋をあけると閉じた時の状態から始まります。

たまにサスペンドからの復帰(resume)に失敗することがあるようです。この場合は、手探りになりますが、X-Windowを立ち上げ直してみてください。「Control-Alt-Backspace」で落すことができます。さらにControl-Rを使うと、X-Windowを使わないようにすることもできます。それでもダメだったら、右端にあるリセットボタンを使ってください。


X-Windowの使い方

loginすると、以下のような画面が見えるはずです。この四角い箱がウィンドウと呼ばれるものです。

    +----------------+
    +----------------+
    |%               |
    |                |
    |                |
    |                |
    |                |
    +----------------+

ここで、マウスを動かして見ましょう。×印や、|印が動くのが見えるはずです。下の方に四角いアイコン(絵)が見えるでしょう。ここをマウスの右ボタンで押すと、対応するアプリケーションが開きます。重要なのは、

       Xterm           Unixのコマンドレベルの操作をするウィンドウを開く
       Mule            高機能エディタ。文章やプログラムを書く時に使います。
       Netscape        Web Browser。WWWページを見る時に使います。

メールやニュースは、Xtermの中のmnews を使うことが多いと思います。Xterm になれるようにしましょう。

マウスをウィンドウにもってくると、そこでキーボードから入力できるようになります。Alt-ESCとすることによりウィンドウを切り替えることもできます。

ウィンドウの廻りにはフレームと呼ばれる枠があります。上にはタイトルバーと呼ばれる部分があります。これらの上にマウスを持っていき、右ボタンを押しながら動かすと、ウィンドウを動かしたり、大きさを変えたりすることができます。特に、タイトルバーには三つのボタンがついていて、ウィンドウを画面いっぱいに大きくしたり、消したり、アイコンにしたりする機能があります。アイコンになったウィンドウはダブルクリック(2度すばやくボタンを押す) ことによってもとに戻すことができます。

X-Windowの画面は、実際に見える部分よりも広くなっていて、それらの様子が下のアイコンボックスの一つに表示されています。この部分をクリックすることにより、その他の部分に移動することができます。真中のボタンを使って、この中の小さいウィンドウを動かすと、実際の大きなウィンドウの方も動かすことになります。また、マウスを画面の外に出そうとすることにより見えている部分を移動することができます。


Window 95の使い方

必要な場合は、Windows 95を使うこともできます。Windows 95を使うには、リブートという操作を行います。まず rootに入ります。
	% su

ここでrootのパスワードが必要です。さらに、
	% shutdown -h now

とします。

簡単にするには、

	control-alt-backspace

で X-window を抜けて、
	control-R

で XDM を抜けて
	control-alt-delete

そして
	yes

と答えるとリブートすることができます。

リブートすると

	F1:   WIN
	F2:   BSD/OS

という画面になるので、そこでF1とするとWindows 95が立上り、F2とすると、BSD/OSが立ち上がります。

BSD/OS側から、Windows 95 のファイルは、/win から読み書きすることができます。ただし書き込みはroot からでないとできません。逆は可能ではありません。つまり Windows 95 側からBSD/OSのファイルを操作することはできません。


PCカードについて

PCカードは、BSD/OSでは、なんでも使えると言うわけではありません。特に使いたいカードがあれば ura.comp.os.bsd などで質問して見て下さい。

また、横に電話をつなげる場所がありますが、BSD/OSからは使うことはできません。ここを使う時にはWindows 95から使って下さい。BSD/OS から使う場合は、PCカードのモデムを使うのが良いでしょう。また、ISDNカードを使うこともできます。大半のモデムやTAのカードは、特に指定しなくても動作するようです。

PC カードを認識しなくなることがたまにあるようです。リセットしてやると認識することが多いようです。


サスペンドに関して

サスペンド状態でも電池は少しづつ消費されます。電池が切れると、復帰できなくなります。そうなる前に充電しましょう。頻繁な充電も良くないとされていますので、なかなか管理は難しいところですが、それほど気にすることもありません。


Windows 95 の再インストールについて

nw の Windows 95 は、さまざまな調整がなされています。安易に再インストールして、それがちゃんと動作することは絶対にありません。なので、再インストールしてはいけません。

/usr/open にインストール済のWindows95 のイメージがあるので、それを BSD/OS 側から書き込むことにより初期状態に戻すことができます。その時に、Windows 側のファイルはすべて消されます。


Shinji KONO / Tue Jun 6 03:59:19 2006