情報モデルは問題のオブジェクトへの分割と、そのオブジェクトの相互の 参照の仕方を表している。これは主にデータ構造を考察する段階である。
状態モデルは、個々のオブジェクトの振る舞いを示す。これは局所的な プログラムに相当する。大抵のオブジェクトは、受動的であり、メッセージ を待っている。能動的なごく一部のオブジェクトがプログラム全体を制御 することが多い。
Action Dataflow Diagram (ADFD)は、この二つを結びつけるものになっている。 個々のオブジェクトの状態の積が、プログラム全体の動作を決めるのだが、 実際に動作するのは、その中のごく一部に過ぎない。ADFDは、その動作例 を表示している。ADFDは、いくつかの想定されるシナリオを記述するもの である。
ADFD自身は、ペトリネットに近い表現を使うことが多い。
