Operating System Lecture 7/9

Operating System Lecture 7/9

復習 File system Interface

File System (続き)

FAT (File Allocation Table )

MSDOSやWindows で用いれている手法。ディレクトリの中に、一連の ブロックへのポインタがリストで格納されている。どのBlockが 開いているかを簡単に調べるために Bit Vector を作り、これも ファイルシステムの中の特別な部分に置かれる。

Unix i-node

Uhix では、ディレクトリはi-nodeをさし、i-node は木構造の Indexを持つ。空いている領域は、free i-node list にためられる。

Link, Link count

Unixでは複数のディレクトリが同じi-nodeを指し示すことがある。 また、もしファイルがディレクトリから削除されても、そのファイルを まだopenしているプロセスがいることがある。このように複数の プロセスまたはディレクトリが一つのi-nodeをさすことをリンクという。 リンクカウントは、そのi-nodeをさしているディレクトリの数と オープンしているプロセスの数の和である。これが0になって初めて ファイルが削除されたことになる。

また、Unixではi-nodeではなく、名前によってもリンクすることが できる。この場合は、リンクカウントは関係しない。これはシンボ リックリンクと呼ばれる。ディレクトリはハードリンクすることは できないが、シンボリックリンク(Symbolic link)することはできる。何故だろうか? (ヒント: Unix ではファイルのpath名はUniqueである必要がある)

Symbolic link は、異なるファイルシステム間でもリンクすることができたり、 NFSで接続が切れている場合でもリンクすることができる。Unix によって、 環境変数によってリンク先を変えることができる条件付きSymbolic link を導入している場合がある。 Symbolic link では、cd .. の結果が奇妙になることがあるので注意しよう。




Authentication

ファイルには、OnwerとGroupとmode が付いている。これにより、 誰からアクセスできるか、誰からアクセスできないかを決定する。

Unix ではグループで管理する。これは比較的小さな一つのファイルで 管理できるところに特徴がある。


しかし、個人個人を対象としたきめ細かな かんりはできない。そのようなことをしたければ、Access/Capability list を使う。

User

/etc/passwd , /etc/master.passwd で管理されている。Uid は数 字で16bitのシステムが多かったが、今では32bitが普通。パスワー ド自体は/etc/master.passwd にあり直接検索できない。また見る ことができたとしても、encode されているので解析は不可能では ないが難しい。

Group

複数のユーザをまとめて名前を付けたもの。

hosts.equiv

信じられる(trusted)ホストのリスト

NIS (Network Information Service

Passwd や Group の情報をネットワーク上で一元管理するための システム。昔は、Yellow Page といった。

NFS の場合

NFSでは、exports と、fstab で、どれをaccessするかを決めている。

夏休みの宿題

教科書の各章の問題のうち、各人に割り当てられた問題3題を 解答すること。解答は、メールで、

    Subject: Operating System Lecture 7/9
というように、課題を出した日付をサブジェクトに入れたメールで 提出して下さい。しめきりは、9/3とします。