和田が体験した本当にあった恐い(面白い)話!


第1話:恐怖のテレビ

5月14日金曜日、引越しして約2週間になり、部屋もだいぶ
片付いてきた。タンスの向きを90度回した方が、部屋を広く
使えることに気がついた私たち夫妻は、タンスを動かしてから、
就寝した。
その時に、「でも、この置き方では地震で倒れたら俺の上に倒れて、
危ないかな?」と言いながら眠りについた。
午前3時をまわり、家族全員が深い眠りに就いていたその時、
弱い地震ではあるが、家具が揺れた。心の奥底で、眠りに就く前に
地震を気にしていた私は、何故かすぐ目がさめた。後で分かったこと
ではあるが、震度2のごく小さい地震であった。
真っ暗の中、一人だけ起き上がり居間へと向かった。まわりは静かで
誰もこの小さい地震に気がついていないようだ。
そして、私はおもむろにテレビのスイッチをONにした。地震情報は
すぐに、NHKで流れる場合があるからである。
テレビをつけたとたん、突然、けたたましいビーーーーーというノイズ
が鳴り響き、暗闇の中、私は体が固まった。そして、テレビ画面には
まるで人間の胸のレントゲン写真のようなボヤーっとした白い2つの
肺のようなものが写しだされた。私は体がすくんだ。
そしてその上、臭い何かを焼く臭いがしてきた。

結局、何故か、その時にテレビが故障し、何かが焼けたことを明日
確認して、やっと心が平静に戻った。オーマイゴッド!

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