1.システムアキテクチャー論

2.担当教官: 和田 知久  教官室:1号館605      wada@ie.u-ryukyu.ac.jp 

3.授業内容:

 本講義では、現在のデジタル社会を支えるコンピュータ、インターネット、通信等すべての電子機器を構成する基本部品である大規模集積回路(VLSI)、特に信号処理等の特定用途向けのVLSI(ASIC)について解説する。カバーする内容はデジタルシグナルプロセッサ、ベクトルプロセッサ、音声、画像等の信号処理LSIである。
 講義の後半では、VLSIを使った現実のアプリケーションである画像圧縮、デジタル通信、3次元グラフィックス等の処理についてカバーする。

4.履修条件: デジタル回路、コンピュータ

5.教科書:  VLSIとディジタル信号処理 (コロナ社) と必要に応じてコピー配布予定

6.評価方法: 出席点 20% + 中間レポート 40% + 期末レポート 40%

中間レポート課題(予定):
現実のマイクロプロセッサ、DSP、ASIC等のVLSIで任意のものを調べて、そのVLSIの内部構成、機能、用途について調査しレポートを作成する。

最終レポート課題(予定):
各自で「任意の電子機器の構成・原理」等を調査し、レポートを作成する。
優秀者により、発表会を行う。

両レポートの形式:
言語: 日本語もしくは英語
形式: A4(紙)で提出、ページ数を少なめにコンパクトに書くこと。
但し、中味が乏しい場合は点数が非常に低くなる場合がある。

レポート採点のガイドライン:
1) レポートの対象はこのクラスの受講者であり、わかり易くできているか?
2) 何かを写したのではなく、自分が理解し、自分なりの説明をしているか?
3) 自分なりに掘り下げて、関心できるような内容があるか?

7.その他:  
    教官室での質問受付け時間(オフィスアワー)は、毎週曜日17:00-18:15。
    講義ホームページは http://bw-www.ie.u-ryukyu.ac.jp/~wada/lecture.html
    質問等は wada@ie.u-ryukyu.ac.jp へ気楽にどうぞ!

8.最終レポート課題案(各自で自由に設定するが、以下に例を示す。)

あるグラフィックカードの構成 ネット-ワークH/Wの構成調査 イーサーネット装置の構成
MP3デコーダの原理と構成 MPEG関連の一部の構成 CD-ROM装置の構成
SCSIのスペックとH/W 画像圧縮H/Wの構成調査 DVD装置の構成
Rambusの仕様と構成 ハードディスク装置の構成 携帯電話の構成
SDRAMの仕様と構成 プリンターの構成 カーナビ装置の構成
インテルチップセット仕様と構成 ディスプレイ装置の構成 GPSの原理と構成
PentiumIIIのアーキテクチャ調査 液晶ディスプレイの構成 ゲーム機の構成
AMD Athronのアーキテクチャ調査 ICカードの構成 デジタルムービーの構成

以上