1.情412   CAD  選択  2単位 (2−0)     2年後期

2.担当教官: 和田 知久  教官室:1号館605      wada@ie.u-ryukyu.ac.jp

3.授業内容:

 本科目は、コンピュータやデジタル機器で使用されているデジタル回路やシステムをハードウエア記述言語(VHDL)を用いて設計する手法を習得することを目的とする。授業の約50%で、VHDLの文法、デジタルシステムの記述方法、および具体的記述例を説明する。残りの50%の授業においては実習を行う。実習においては実用的なデジタル回路を取り扱い、、最終課題として、やや大きめな実用的な設計を行い。最終設計報告会にて、設計結果をコンテスト形式にて発表する。
 本講義の最終目的は、VHDLの言語を習得し、その記述と自動生成されるハードウエアの関係を理解し、VHDLでのデジタル設計ができるようになる能力を養うことである。また、並列して開講される「デジタルシステム設計」と密接な関係がある。

4.履修条件: デジタル回路、UNIXワークステーションの使用知識

5.教科書:  「VHDLによるハードウエア設計入門」 長谷川裕恭、CQ出版

6.評価方法: クイズ+宿題 20% + 中間試験 40% + 最終レポート 40%

7.授業計画:

  内容
登録、VHDLの基礎知識
VHDL設計環境設定、アダーのシミュレーション
組み合わせ回路の記述方法(1)
組み合わせ回路設計実習
組み合わせ回路の記述方法(2)
簡単ALUの論理合成実習
中間試験
順序回路の記述方法
順序回路設計実習
10 状態マシンの記述方法
11 最終レポート設計実習(1)
12 最終レポート設計実習(2)
13 最終レポート設計実習(3)
14 最終レポート設計実習(4)
15 最終設計報告会

8.その他:  教官室での質問受付け時間(オフィスアワー)は、毎週曜日17:00-18:15。
    講義ホームページは http://bw-www.ie.u-ryukyu.ac.jp/~wada/lecture.html
    ニュースグループは ura.ie.classes.cad